4月は Get Down!
白塗り車の白光ライトに雨粒俄かに跳ね上がる。 深夜静かな細道通りはメディアの声がカシャリカシャリ。 本革シート、真紅の絨毯、真夜中見た夢嘘だらけ。 「首回り、苦しっすね、これ」 「着慣れないもん着てっからだろ」 「普段の生活がバレるねぇ」 「きちんとオスマシしなさいよ?」 さても都合の良い夢か、生涯一度の栄光讃辞。 試しの末は是か非か知らず、道化るスーツにまたカシャリ。 さぁ活目して御覧じろ、このひとときかぎりの甘美な夢を! 醒めぬ幻冷まさぬ現の賜物か。